厚生労働省が公表している令和4年1年間の離職理由別離職率の推移
- 離職理由として「個人的理由」が「事業所側の理由」を大きく上回っている。特に「個人的理由」による離職率は前年よりも上昇している。
- 女性の「個人的理由」による離職率は、男性よりも高く、女性の「個人的理由」による離職率は前年よりも大きく上昇している。
- 「事業所側の理由」による離職率は男女ともに低いが、男性の離職率が女性の離職率を上回っており、男性の方が企業側の都合で離職するケースが多い。
- 【独り言】①女性の「個人的理由」による離職率が上昇しているが、職場環境や育児休業制度や介護休暇制度の改善が進んでいない。②男性の「事業所側の理由」による離職率が上昇しているのは、経営に問題がある企業が増えている。いずれにしろ、労働者がもっと保護される社会になって欲しい。
離職理由として「個人的理由」が「事業所側の理由」を大きく上回っている。特に「個人的理由」による離職率は前年よりも上昇している。
離職率を離職理由別にみると、「個人的理由」(「結婚」「出産・育児」「介護・看護」及び「その他の個人的理由」の合計)によるものは 11.0%で、前年と比べると 0.9 ポイント上昇、「事業所側の理由」(「経営上の都合」「出向」及び「出向元への復帰」の合計)によるものは 1.1%で、前年と比べると 0.2 ポイント上昇した。
女性の「個人的理由」による離職率は、男性よりも高く、女性の「個人的理由」による離職率は前年よりも大きく上昇している。
性別にみると、「個人的理由」によるものは、男性は 8.9%、女性は 13.4%で、前年と比べると男性
は 0.3 ポイント、女性は 1.7 ポイント上昇している。
「事業所側の理由」による離職率は男女ともに低いが、男性の離職率が女性の離職率を上回っており、男性の方が企業側の都合で離職するケースが多い。
「事業所側の理由」によるものは、男性は 1.4%、女性は 0.8%で、前年と比べると男性は 0.3 ポイント、女性は 0.2 ポイント上昇した。
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