厚生労働省が公表している令和4年1年間の転職入職者が前職を辞めた理由
- 男性の転職者が前職を辞めた理由では、定年や契約期間の終了が多く、労働条件が悪かったことも一定の割合で見られる。また、その他の個人的理由による離職もかなりの割合を占めている。男性は「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」という理由が前年よりも増加している。
- 女性の転職者が前職を辞めた理由も定年や契約期間の終了が多いが、労働条件の悪さやその他の個人的理由による離職が目立つ。特に、「仕事の内容に興味を持てなかった」という理由が前年よりも増加している。
- 【独り言】①特に男性の場合、労働条件の悪さが転職理由として増加していることから、労働時間や休日などの労働条件に問題がある。②女性の転職理由として「仕事の内容に興味を持てない」という理由が増加していることから、職場環境や仕事の内容に問題がある。③男女ともに個人的な理由による離職の割合が高いが、個人的な理由に対する企業のサポートや従業員の満足度向上の取り組みが不十分。
男性の転職者が前職を辞めた理由では、定年や契約期間の終了が多く、労働条件が悪かったことも一定の割合で見られる。また、その他の個人的理由による離職もかなりの割合を占めている。男性は「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」という理由が前年よりも増加している。
転職入職者が前職を辞めた理由をみると、男性は「その他の個人的理由」19.6%、「その他の理由(出向等を含む)」14.7%を除くと「定年・契約期間の満了」15.2%が最も多く、次いで「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」9.1%となっている。前年と比べると、上昇幅が最も大きいのは、男性は「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」。
女性の転職者が前職を辞めた理由も定年や契約期間の終了が多いが、労働条件の悪さやその他の個人的理由による離職が目立つ。特に、「仕事の内容に興味を持てなかった」という理由が前年よりも増加している。
女性は「その他の個人的理由」25.0%を除くと「定年・契約期間の満了」10.9%が最も多く、次いで「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」10.8%となっている。前年と比べると、上昇幅が大きいのは、「仕事の内容に興味を持てなかった」。
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