厚生労働省が公表している令和5年上半期の職歴別入職者数と入職率
- 無職から就職した人数よりも、転職で就職した人数の方が多いが、無職からの就職率は前年より上昇している。
- 男性の場合、転職による就職率と無職からの就職率ともに前年より上昇しているが、女性の場合は転職による就職率が低下し、無職からの就職率が上昇している。
- 一般労働者の転職入職率と未就業入職率が低下しているが、パートタイム労働者は転職と未就業からの入職がともに増加している。
- 【独り言】①仕事をしていなかった人が新たに仕事をする割合が増えている理由は、企業の人手不足と家庭の経済的理由が大きい。②もともとパートタイムだった人が転職して再びパートタイムになる割合が増えている理由は、企業の人手不足とパートタイムの方が企業が採用しやすいから。③無職の女性がパートタイム労働者になる割合が増えているのも、企業の人手不足だけでなく、家庭の経済的理由が大きい。
無職から就職した人数よりも、転職で就職した人数の方が多いが、無職からの就職率は前年より上昇している。
転職入職者数(2,852.5千人)と未就業入職者数(2,156.6千人)では、転職による入職の方が多い。未就業からの入職率は前年より上昇しており、新たに就業する人も増加している。
男性の場合、転職による就職率と無職からの就職率ともに前年より上昇しているが、女性の場合は転職による就職率が低下し、無職からの就職率が上昇している。
男性の転職入職率(5.0%)と未就業入職率(3.5%)が前年より上昇しているが、女性は転職入職率(6.1%)がわずかに低下し、未就業入職率(4.9%)が上昇している。女性の方が未就業からの入職が多い。
一般労働者の転職入職率と未就業入職率が低下しているが、パートタイム労働者は転職と未就業からの入職がともに増加している。
一般労働者の転職入職率(4.7%)と未就業入職率(2.8%)が低下しているのに対し、パートタイム労働者の転職入職率(7.5%)と未就業入職率(7.6%)が上昇している。パートタイム労働者は転職と未就業からの入職がともに増加しており、パートタイムの雇用機会が増えている。
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